Oshima Japanese Cotton / アオイ科 Gossypium arboreum
ワタは繊維及び油科作物として世界的に最も重要なものの一つで、インドより伝わり、日本各地に経済的栽培が始まったのは江戸時代の1560年頃とされる。本種は、国内和綿栽培の復活・普及に努めてこられた千葉県の鴨川和綿農園の田畑健氏が1980年頃に伊豆大島で入手し、その後鴨川で栽培・維持されてきた品種。おそらく江戸時代から産地であった遠州地方から伊豆大島へ伝わったものではないかと思われる。
草丈は50〜60cm。温暖な気候を好む一年生、短日作物。緑綿、赤綿等のアメリカ綿は「洋綿」と呼ばれ、江戸時代から国内各地で栽培されてきたアジア綿が「和綿」で、多湿な日本の気候風土でも蒸れにくいとされる。 本種は、農薬・肥料不使用の栽培方法で採種したタネ。
鑑賞用、工芸用。
5月〜
埼玉県
2025年11月
70%以上
なし
なし
9月上旬より始まり、11月の霜の降りる頃まで幾回にも分けて手摘みを行う。
5月(霜の危険がなくなったら、できるだけ早くする)
25℃〜
株間50〜60cm位、条間60cmくらいの二条植え(ちどり)で、2粒ずつ点播。
タネの厚みの2、3倍程度。
25〜35℃最適
生育期間を通じて高温を要し、開花期以後、降雨が少なく乾燥することが望ましい。排水良好な壌土が適当で、肥沃地では徒長するため、地力中位のところが良い。アルカリ性土壌には強いが酸性土には弱い。綿の汚れを防ぐため、マルチ栽培が良い。お盆の頃に一度軽く芯止めすると良い。
花莢が開いたものから順次収穫し、よく乾燥させてから、綿繰りをして繊維と種子を分ける。主に自家受粉するが、昆虫の活動の多寡によって品種間の交雑も起こり得る。アジア綿Gossypium arboreumの自然交雑率は1〜2%で、アメリカ陸地綿(10〜15%)やエジプト綿(5〜10%)より低い。
長命種子(5年以上)。
不詳。
紙袋や布袋等に入れ、低温低湿度で保管する。