Cilantro, Coriander / セリ科 Coriandrum sativum L.
中国語で「香菜(シャンツァイ)」。というより最近はタイ語の「パクチー」のほうが通りが良いセリ科の一年草。独特で強い匂いの若葉を随時摘み取って各種料理に利用するが、世界的には実った種をハーブとして利用する地域のほうが多い。草丈30〜80cm位。
茎葉の強烈な匂いはエスニック料理に欠かせず、慣れれば病みつきになる。完熟した種には甘い芳香があり、カレーやピクルス、ソーセージなどのスパイスとして世界中で使われている。独特な臭気は未熟果で強いが成熟すると消え、口中に含むと良い匂いがして清清しい。
春、秋
イタリア
2024年5月
60%以上
なし
なし
種(実)を取るのは5~7月。葉の場合はほぼ周年。
秋彼岸頃。(春まきすると3、40cmで開花し実付きも悪い)
地温13~18℃
直根で移植を嫌うので30cm以上の株間で必ず直播きとする。
6〜13mm
地温10〜24℃
球形の種実には半球状の2粒の種が入っているので、平たい板で押さえ、割って二つに分けてまくと良い。耐寒性は強いが霜柱が立つ所では株元にマルチングしてやるとなお良い。
5月~7月頃、実が色付いて来たら株ごと刈り取り、風通しの良い軒下に逆さに吊して乾燥する。花は主に他家受粉性の虫媒花なので、近くに別品種がある場合は交雑に注意する。
約5年。
不詳。
よく乾燥させ低温低湿度で保存する。