Hyuga 14 Squash / ウリ科 Cucurbita moschata
日本カボチャは中央アメリカ原産。16世紀にポルトガル船で九州に渡来し、カンボジア産の野菜ということでカボチャと呼ばれた。
日本カボチャの代表品種。腰高で肩張りが強く、やや大型で凸凹が多く、皮は濃黒緑色、果肉は黄色で厚く、日本料理に向く。西洋カボチャのホクホク感は無いが、なめらかで粘質。さっぱりした上品な味は風味豊か。
天ぷら、旨煮、あんかけ、きんとん、味噌汁など。煮物にする時は面取りすると煮崩れしない。ワタは多少残した方がダシがよくしみ込む。揚物の場合はワタを除き酒と塩で下味をつける。種を乾燥し煎って食べられる。
4、5月
長野県
2024年10月
80%以上
なし
なし
夏から秋。
晩霜の心配がなくなってから直播きすると良い。
25〜30℃、最低温度10℃、上限は40℃
畝幅1.5m株間1m位に点播。
2、3cm
20〜30℃
本葉7,8枚で摘芯し、3,4本の子蔓を四方に這わせる。(果実は子蔓に着果する)草勢は強健で、不良天候でも旺盛に生育する。一般に日本カボチャは、高温多湿の日本の気候に適応しているので、栽培は極めて容易である。(太くて長い根を持っているので、移植せず直まきして放任栽培するのに向いている)
金糸瓜などのペポカボチャ系とは交雑しないが、西洋カボチャとは交雑しやすいので注意が必要である。完熟果を一か月追熟し、割って種を出し水洗。(充実した良い種は水に浮く)
常温で3、4年。(保存環境がよければ10年)
南瓜の中には休眠する系統もあるが、本種は休眠しない。
充分乾燥し、お茶の缶に入れ、低温低湿度で保存する。