パクチョイ

(小白菜/白梗菜/白軸パクチョイ)
【アブラナ科。秋まき中国野菜。茎の純白なチンゲンサイ(笑)。炒め物の他漬けても可】
 中国では結球性の大白菜に対し、小型の菜を小白菜または単に白菜と呼ぶが、パクチョイはこの「白菜」の広東語での呼び名である。
 1970年代、日中国交回復後に小白菜も日本に再導入され、農林水産省は青軸のものをチンゲンサイ、白軸をパクチョイと名称統一した。緑黄色野菜のカロチンの多少が重要な時代と重なり、パクチョイは、チンゲンサイほど家庭に普及せず、現在では中国料理店などプロ向け需要が主で、消費量もチンゲンサイの3%程度という。
 華中を原産とし、さまざまに分化して中国全土に広がっているが、明治初年、日本に初導入された頃は白茎の大型株が好まれ、雪白体菜(せっぱくたいさい/たいな/杓子菜)に固定され、漬菜として全国に広まった歴史もある。
 播種時期は春4月か秋9月。
 通常ばら蒔きかすじ蒔きし、間引いて株間15cmぐらいで1本立ちにする。(秋は、収穫しながら間引きを進めて、より大株にすることもできる)
 歯切れよく、油炒め、スープ煮、おひたしによく、漬けてもよい。

■パクチョイ種子(生産地/愛知)の発芽試験 2000.7.7/実施

2000.7.9/発芽率75%確認(発芽勢弱) by I.Noguchi

新種扱いで昨年産が入荷してきた。抗議すると、売れないので今年は採種してないという答。
仕方がないので、これは増量して販売することにする。発芽状況を見ると、一年で衰えが分る。

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